メッセージバンク

知床羅臼町での施設研修に寄せて

 今回の「高齢者ケアを支える女性の会」は、北海道を会場として9月23日~25日に開催され、ご当地担当会員の佐藤京子氏・中平田鶴子氏・走上好秋氏ほかの関係方々にご尽力をいただいて、会員相互に和やかな交流の時間を過ごすともに、視察・研修等の貴重な体験を通して地方の介護事情を知る等、二泊三日の思い出深い貴重な時を過ごしました。
 視察・研修においては、最北端羅臼町の町長:脇紀美氏自らのお出迎えの後、町の介護・医療・福祉等の現況をうかがい、アメニティの充実した都会に暮らす私達には計り知れない苦労話があることをお聞きしました。それぞれの地方特性による福祉事情の違い、なかでも過疎地域と都市近郊地域における提供サービスの格差を改めて実感いたしました。
 そのような中で、社会福祉法人優秋会の運営する「地域密着型小規模特養:ふくろうの郷」の3ユニット29床(空床利用ショートステイ)、および関連事業である「グループホーム:羅臼しおさい」、「小規模待機能:しおかぜ」の3施設を視察させていただきました。その際に、町内の介護施設はここ1カ所のみであることを知り、地方の介護の実情と自施設の立地地域(神戸市内)との差異に戸惑いを覚えました。また運営面から、慢性的な介護の担い手不足の実態(従事者中、介護福祉士・ヘルパー2級等の有資格者は数名のみ)や、医療人材の確保困難に起因する『病院』から『診療所』への転換による支障の現状等を窺い知るにつけ、羅臼町担当の方々の平素のご苦労が偲ばれました。
 研修以外のスケジュールでは、「丹頂鶴自然公園」での丹頂鶴の鑑賞をはじめ、夕食では自然の中で毛蟹・タラバ蟹・ホッケ・キンキ・帆立・烏賊等の北海道の海の幸満載の海鮮バーベキューを催していただき、川辺に野生のシマフクロウの観察をしながら、リラックスムードの中、仲間との会話も弾み、日頃の疲れも吹き飛ぶ癒しのひと時を過ごしました。
 いまさらながら、高齢者ケアを支える女性の会のメンバーは、医療・介護・福祉の各界でリーダーとしてご苦労を重ねつつ、組織を運営する傍ら自ら主体的に参集された方々であります。今回の研修では、このたび“日本認知症グループホーム協会”会長にもご就任されました河﨑茂子氏を筆頭として、20数名の会員諸氏が参加されました。私事ながら、過去から現在まで当会をはじめさまざまな外部出務を経験してなお、今回ほどに参加者の情熱・人間愛、そして【絆】を肌で感じたことはありません。これこそは、トップである河﨑氏の熱き情愛と真摯な姿勢が組織の基となり、会員各位への熱意の伝心が結束された結果であると痛感し、不肖ながらその一員であることに誇らしさすら覚えました。
 私も、介護関連事業運営者の一人としてこの会に参加させていただいてより、勇気と希望、そして自信と誇りを得ることができ、誠に有意義なご縁をいただいたことに心より感謝いたしております。これからも、女性の会ならではの発想と行動力を活かして、来る高齢社会に備えるべく相互に研鑽を重ね、混沌で不透明(特に社会保障の分野において)な時代を共に乗り切ることができますよう、一同で健朗に歩んで行ければと切に願っております。
 最後になりましたが、日頃のご交誼への御礼方々、高齢者ケアを支える女性の会、並びに会員の皆様方お一人おひとりの今後ますますのご発展とご健勝を心より祈念申し上げます。


平成25年10月1日

(高齢者ケアを支える女性の会)
医療法人社団 仁有会
介護老人保健施設 ハーベスピア
理事長 有本雅子

高齢者ケアを支える女性の会にご入会ご希望の方は以下のメールまたはお電話で事務局までお問い合せ下さい。


〒597-0104 
大阪府貝塚市水間244 
社会医療法人慈薫会河崎病院内
「高齢者ケアを支える女性の会」
TEL.072-446-1105 
担当/高田
メール/

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